「初のシーズンを終えて」
ドイツに来て初めてのシーズンが終了しました。
ずっと優勝争いをして来たチームは一つの引き分けをきっかけにどんどん調子を落とし、終わってみれば5位まで転落してしまいました。
個人としても22試合4ゴール2アシストという全く満足のいかない結果で終わることとなり、やるべき事と伸び代をはっきり再確認できました。
高校サッカーからいきなりドイツに来て、 始めは環境もレベルも全く違うし慣れなかったし、求められることのレベルも高くて大変でした。
しかも言葉もわからないし、伝えたくても伝えられないしなかなか苦戦しました。
でも今となっては言葉は大体のことはもう理解できるし、戦術においても求められてる事ははっきり分かるようになりました。
その中で試合に出れる時期もあればなかなか出れない時期も経験しておもったことが、「いい時」と「悪い時」の差が少なく常に闘える選手が信頼され、試合で活躍をし続けられるんだと感じました。
今はまだ「若い」とか「経験がまだ浅い」とか言われてプレーの波や集中力に関しては今シーズンは多めに見てもらえていたのかもしれないが、もう20歳になるんだし、そんなこと言われてられないし、特に「集中力」ということは今まであまり気にしたことも無かったけどこれはサッカー選手としても一人の人間としても最重要な素質だと感じることが出来ました。
来シーズンはこのチームと既に契約を更新したが、まだどうなるかははっきり分からない状況です。
今のチームに残るとしても上のカテゴリーに移籍を出来たとしても自分をしっかり持ってもっと成長していきたいと思います。
そしてそのチームに貢献出来るように頑張ります。
来シーズンに向けて、新しい挑戦に向けて、さらに強くなって、頭も気持ちもリフレッシュして、このオフシーズンを有意義に過ごして来季を迎えようと思います。
いつも連絡をしてくれる人や応援してくれた人1年間ありがとうございました。
来シーズンも宜しくお願いします。
「俺を突き動かすもの」
悔しすぎた
屈辱だった
人生で初めてここまでの悔しさを味わった
昨日の3部とのカップ戦ベスト8の試合で試合に出ることが出来なかった。
コンデションもかなりいいし出れば結果を出せた自信しか無かった。
だが監督のよく分からない采配でリーグ戦に一度も出たことのないような選手をいきなり俺のポジションで先発させてきた。
後半残り20分くらいまで1-1で進んで延長も考えた上でアップをさせられてた矢先にセンターバックの怪我で残りの1枠を持ってかれて俺の試合は終わった。
運もなかった。
でも世界で活躍してるやつらはどこかしらのタイミングで運を味方にしている、それをたぐり寄せることが出来なかったのも俺の実力なんだと思う。
考えてみたら今までのサッカー人生でチームとして負けて悔しいと思ったことがまずほとんどない。
逆にチームが勝っても自分が楽しめてなかったり、個人で勝てなかった時は全く嬉しくない。
チームが負けても本気でサッカーを楽しめた時は負けより楽しさや嬉しさがほとんどの感情を占めてた。
今までただの練習でも個人で負けると毎回死にたいくらい悔しい思いをしてきた。
だから俺の中ではチームとしての戦術や采配でもなんだろうとスタメンで試合に出れない時点で個人として負けてるってこと。
だから基本スタメンじゃない試合はもう試合前から悔しい気持ちが滲み出てきていつもイライラしてる。
多分相当自己中なんだとおもう。
だから昨日の試合に出れなかったという現実がかなりキツかった。
この試合の為にプレシーズンマッチで誰よりも点を取ってきたし、自分を表現してきた。
だから二月の次点でもうチームから来シーズンの契約更新のオファーを貰っていた。
それは個人として評価されているっていうことだしかなりの期待も感じてた。
それなのにいきなり何もしてないやつを先発で使ってこられたりしたら「じゃあ何をすればいいんだ?」
って気持ちにもなる。
だけどいつも誰にも負けたくないって気持ちがどんな状況に陥っても俺を突き動かしてるんだと思う。
昨日の試合のあと悔しくて気付いたら泣いてた。
「お前はまだ若いんだから」とか「アクシデントがあったからしょうがない」とか「お前なら上へ行くチャンスはいくらでもある」などスポーツディレクターやチームメイト、コーチが皆して声をかけてくれた。
まじでみっともなかった。
恥ずかしかったし情けなかった。
けど自分の弱さに久しぶりに正面から向き合えた。
自分の気持ちに素直になることの大切さと自分の感情に嘘をつかないこと。
自分に素直にこれから向き合っていこうと思う。
そしてトップレベルまで登り詰めるには小さなチャンスをものにして、またさらにものにして、その繰り返しで登りつめるしかないとおもう。近道も遠回りもないと思う。
今の状況で自分の力で少ないチャンスでもものに出来たやつが這い上がれる世界にいることは承知している。
だからこれから先も誰にも負けないように立ち向かい続けるしかない。
まだまだチャンスはあるしあとは這い上がるだけ。
「自分の居場所」
気がつけばもう3月です。
そして明日
には後期リーグ戦がまた再開します。
前期のリーグ戦は出だしの7試合くらいは自分に勢いがありスタメンで試合に出続けることもできていました。
結局前期が終わる頃にはチームが得点を取れてない時や負けてる時にしか使われなくなってました。
スーパーサブとしてでも点を取ればまた状況や立場は変わってきたと思いますがスタメンに強くこだわりすぎていたせいか途中からだとモチベーションをなかなか保つことが出来きず結果も全く出せませんでした。
そして、いまは自分の「居場所」を取り戻す為だけにこのプレシーズンに全力を注いできました。
結局プレシーズンマッチは6試合5得点と結果も出せたし、プレーの内容も良かったです。
だからといって初戦からいきなりスタメンで出れるほど甘くはないと思うし、やはり本番でもう1度結果を出す必要があると思います。
プレシーズンで結果を残せたことでリーグ戦でプレーするチャンスは確実に与えられるので、本番でチームの勝利に貢献できるように、自分の「居場所」を作るためにも本気で闘い抜きます。
たかが5部で結果を出せないようではもう先はないと思うし、わざわざドイツまで来た意味がないと思います。
そして日本からメッセージをくれる人や支えてくれてる沢山の人の為にもまずはこの与えられた環境で結果を出して、1歩ずつでも上へ進んで行こうと思います。
まずは明日。
どんな状況でも必ずゴール。
どんな状況も楽しんで。
「人生のかかった3月」
勝負の三月
3月は僕にとってとても大事な月になると思います。
というのも注目される試合が一気にあるからです。
3月5日にリーグ戦再開し、リーグ2位との直接対決。
3月8日にはベスト4を賭けてブンデス3部との試合。
3月12日には熱いダービーマッチ。
3月23日にはブンデス1部の1FC ケルンのトップチームとのテストマッチ。
3月26日にはリーグ首位との直接対決。
どんな試合も大事だけども、こんな経験をこの歳で出来るのはこの先にも絶対繋がるし、このチャンスを生かすしかない。
これを生かさないとドイツに来た意味がなくなると思うし、もう二度と来ないかもしれないと思う。
その為にまず練習から「勢い」持って取り組んで行こうと思います。
「強気」でいることの意味
僕はチームで1番年下って事もあって練習中や試合中に周りから強く言われる事が沢山あって前期は、ストレスをかなり感じてプレーしていたけど、今年に入ってこのままだとあっという間に上手くいかないまま1年終わってしまうと思い、誰に何を言われても気にしないようにして、とにかく自分のプレーを曲げずに出し続けた事で結果も付いてきたと思う。
それで今はプレシーズンマッチ4試合4ゴールと今のところ全試合点を取れているし、これからも誰に何を言われても結果を出し続ける。
サッカーをしている時は
「常にどんな時も強気でいる」
これがほんとに海外だと大事だと思う。
結果を出すことで周りに何も言われなくなるし、黙らせるには一番簡単な方法。
どんな人も「良い時」も「悪い時」もあるとは思うけど悪い時に悪いと思わないように、「一喜一憂」しないように、もっともっと結果を出し続けて行こうと思う。
とにかく楽しんで。
時間。
どんな人でも何気なく生活を送ってる中でたくさんの事を「考えながら」生活をしてると思います。
僕は最近、時間の使い方についてよく考えることがあります。
自分の生活を見つめ直して見ると、時間の無駄が多すぎる気がしてなりません。
無駄な時間とは練習、遊び、勉強。
この3つ以外の時間のことであり、「遊び」も無駄だろって思う人もいるかもしれませんが、僕は遊ぶことによって普段のストレスだったり疲れを解消してます。
僕の中ではサッカーも「遊び」の一環です。
多分僕の頭の中では
楽しい事=遊び というようになってます。
だからストレスのある状態で練習や試合を迎えると心からサッカーを楽しめないし、もちろんいいプレーも減ります。
だから僕は「遊ぶこと」に使う時間は有意義な時間だと理解してます。
そして後期に入りプレシーズンマッチが2試合あり2ゴール2アシストと結果も今は出せてます。
この先、もしかしたら結果が思うように出なくなる事もあるかもしれませんが、それでも自分のして来た事を疑うことはしないと思います。
では具体的にその3つ以外の時間とは何か。
それは特にこの3つの時間だと思います。
- 朝の時間
- 夜寝る前の時間
- 電車などの移動時間
夜寝る前や移動中に何となく携帯をいじったり、SNSだったりを眺めている時間は思ったより早く過ぎ去り、気が付けば1時間とか普通に経っていることもあります。
それの積み重ねでかなりの時間を無駄にしていると最近よく思います。
寝る前にそれをすれば当然朝起きる時間も遅くなります。
そうなる事でやると決めた習慣だったりが疎かになります。
朝の時間がどれだけ大事なのか分かってはいるが眠気に勝てず気付けば10時を過ぎているなんてことも良くあります。
朝の時間を有意義にする為には、まず夜の時間から有意義にしていく必要があると思います。
このままだとプロになるっていう目標は達成出来たとしてもそれだけの人で終わってしまうと思う。
自分の目指す所に行きたいならばまずは今の自分を本気で変えていく必要があると思う。
その為には自分の甘さや弱さに勝ち続ける必要がある。
人とは違う道を選択したからこそ気付けることや、成長出来ることがあるし、それをものに出来なければここまで来た意味がないと思う。
先を見据えた生活を。
はじめまして。
こんにちは。谷本薫です。
2017年は色々な事を始めようと思い、まず初めにブログを始めようと思います。
なにかを継続して続ける事があまり得意ではないので、これを機会に継続する力を身に付けていければと思います。
今自分はドイツの5部リーグでサッカーをしています
大学には進まず高卒で渡独し半シーズンが終わりました。
文化や食事、性格など全く異なる環境で日々感じる事や学ぶことがあります。
今後そういうことについても書いていこうと思う。
ドイツでの初めてのシーズンは試合に出るチャンスはあったが思ったようにはいかず1ゴール1アシストという結果で前期を折り返す事になりました。
結果がものを言う世界でこの結果は話にならない。
だが、この二つの結果は決勝点と同点のアシストだったので、優勝を目指しているチームに貢献は出来たと思う。
そして約1ヶ月のウインターブレイクがあけて9日から、3月からのリーグ戦に向けた準備が始まりました。
僕は昨日からチームに合流しました。
僕の2017年初トレーニングはまさかのボクシング。
ドイツの冬はとても寒くピッチが凍ってしまうのでこういうトレーニングが頻繁に行われるみたいですがきつすぎて死にかけました(笑)
リーグ戦に向けていい準備をしていきます。
俺らしく全てのことを楽しんで…